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経緯
最近PCを触っていると、やけにファンの音が気になる。CPU温度もなにやら高めで、気がかりでした。

そういえば、PC組んでから2年くらい経ってるな・・・
というわけで、今回はCPUグリスの塗り替えと、その効果について簡単に触れていきたいと思います。
PCのパーツ構成・使用頻度・使い方
CPU周りのパーツ
- CPU:Intel Corei5 13600KF
- クーラー:具体的な型番は分かりませんでしたが、ヒートシンクを2つのファンが挟み込む形になっているもの
使用頻度・使い方
私の場合は以下の用途で使用しています。別でノートPCを利用しているため、このPCの使用時間は1日3時間前後です。
- プログラミングの勉強
- たまにゲーム(マインクラフト、PSO2など…)
- イラスト制作
CPUグリスとは
CPU本体と、それを冷やすためのクーラーの間に塗布する、ペースト状のものです。熱伝導がよく、効率的にCPUの熱を冷やすために必要になります。
潤滑油などを指すグリスとは異なります。
交換時期
軽く検索してみたところ、1~2年を目安とする記事を多く見かけましたが、公式HPなどの情報としては見つかりませんでした。もちろんPCの使い方によって変わるのでしょうが、年一回はPC内の掃除等をして、その際に気になったらグリスも…という感じがよさそうです。
グリスの塗り替え
お手軽なように書いていますが、PCの心臓部での作業になります。静電気によるショートや、パーツを傷つけてしまうリスクを否定できないため、そういった作業に抵抗や不安がある場合、無理にやらないことをお勧めします。
私としたことが写真を撮り忘れました。以下に流れをザックリ解説します。
- PCケースを外す:CPU周りを安定して作業できればOKです。
- クーラーを外す:固定ねじ等、慎重に外していきましょう。
- 古いグリスを拭き取る:私はウェットティッシュで拭きました。CPU側、クーラー側どちらも綺麗に拭き取りましょう。
- 新しいグリスを塗る:まんべんなく塗りましょう。ヘラがあると楽です。なければ適当な小さい硬めの板でもいいかもです。周りのパーツに触れないように気を付けましょう。真ん中にぼてっと塗るだけだったり、ドット柄状に塗ったり、色々塗り方があるようですが、私はきれいに均等に塗り広げる派です。
- クーラー、PCケースをつける:1,2の工程の逆です。ここまでくれば勝ちです。
今回使用したグリス
Silver Stone SST-TF01 1,136円(2025/11/26)
少し昔に買ったものです。伸ばしやすく、気に入っています。
塗り替え前・後の比較
久しぶりにマイクラをやりたい気分だったので、起動時やワールド読込み時、数分プレイした時の温度を比較しました。
なお、塗り替え前、後どちらも同時に起動しているソフトはMSI Center(温度測定用)、メモ帳、タスクマネージャの3つのみにしています。バックグラウンドのプロセスまでは管理していません。
どちらもPC起動後数分経過後で計測していますが、CPU温度は他のアプリの処理などによって大きく変動します。ご了承ください。
塗り替え前
| CPU温度 | ソケット温度 | |
| ゲーム起動時 | 75℃~83℃ | 38℃~42℃ |
| ワールド読込時 | 55℃~94℃ | 38℃~42℃ |
| プレイ開始5分後 | 70℃~81℃ | 43℃ |
| 10分後 | 65℃~78℃ | 40℃ |
| 15分後 | 70℃~81℃ | 43℃ |
塗り替え後
| CPU温度 | ソケット温度 | |
| ゲーム起動時 | 65℃~74℃ | 36℃~37℃ |
| ワールド読込時 | 72℃~88℃ | 38℃~40℃ |
| プレイ開始5分後 | 60℃~72℃ | 39℃ |
| 10分後 | 50℃~70℃ | 38℃ |
| 15分後 | 44℃~50℃ | 39℃ |
結論
CPU温度に5~10℃の変化が見られる。ソケット温度が41℃以上になることがなかったため、塗り替え前よりもCPU表面でしっかりと排熱ができていると推測できる。
どちらもPC起動後数分経過後で計測していますが、CPU温度は他のアプリの処理などによって大きく変動します。ご了承ください。
体感
あくまで体感ですが、温度の下がる速度が向上したと感じました。塗り替え前に高止まりしてしまっていた温度が、一度しっかり下がるようになったように感じます。
おわりに
CPUグリスの塗り替えは一定の効果があると感じました。この記事を見ていただいた方も、ぜひ一度PCのメンテナンスを検討されてはいかがでしょうか?

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